アイ工務店という名前をインターネットやSNSで見かけると、「ローコスト寄りなのに性能がいいって本当?」とか、「やばい」「評判が悪い」といった不安な声が目についたりしませんか。
最近はマイホームを検討するうえで情報収集ができるサイトや掲示板が増えました。
ですが、そのぶん良い口コミも悪い口コミもあふれていて、正直どこまで本当なのか判断が難しいですよね。
そこで今回は、「費用面が気になる」「でも実際に建てた人の評判やトラブル事例も知りたい」という方に向けて、アイ工務店の実情を徹底調査した内容をお届けします。
とくに、「やばい」という評判の正体や、実際にあったトラブル事例、その回避策などに加えて、アイ工務店ならではの坪単価と標準仕様の特徴もしっかり深掘りします。
さらに、ほかのハウスメーカー(例:一条工務店・桧家住宅など)との簡単な比較なども盛り込みながら、「本当に検討する価値があるのか?」という疑問にお答えしていきます。
最後まで読んでいただければ、アイ工務店が選択肢の1つとして十分魅力的だと思っていただけるはず。この記事がみなさんの家づくりのヒントになりますように。
メリットしかない!アイ工務店の紹介制度
家づくりをする時には「少しでも後悔したくない、コスパよく良い家を建てたい」と思う人が多いはずです。
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アイ工務店は本当に「やばい」のか?評判・口コミを徹底調査!

では、アイ工務店は本当にヤバいのでしょうか。
実際に僕自身もアイ工務店で家を建てているから言えますが、ヤバい点はあるにはあるけどアイ工務店だけがヤバいわけじゃなくて、住宅業界全般のヤバい部分だと思ってます。
ただそうは言っても世の中で言われているアイ工務店の口コミを含めて、どうヤバいのかについて詳しくお伝えしていきます。
アイ工務店の良い口コミと悪い口コミの傾向
アイ工務店をネットで検索すると、「やばい」「最悪」といったキーワードを目にすることがあります。
いきなりそんな言葉を見ると不安になるのも当然ですよね。
実際のところはどうなのか、まずはそれぞれの口コミ傾向を整理してみましょう。
- 間取り・設計の自由度が高い
- たとえば、1cm単位での細かい調整をしてくれた、スキップフロアやハーフ吹き抜けなど独自の空間づかいがしやすい、といった好評の声。
- 費用面が手ごろ(坪単価が比較的安い)
- 大手ハウスメーカーほど高額にならず、断熱や気密など基本性能も標準仕様である程度カバーできる。
- 初期保証が20年あるので安心
- 他社で10年保証が多い中、アイ工務店ははじめから20年がついてくるのは魅力、という声。
- 営業や担当者の対応に当たり外れがある
- 「担当によって提案力やコミュ力に差が大きい」との指摘が目立つ。
- 施工不良やミスが散見される
- 地域や現場監督、下請け工事業者の質によってバラつきがあり、雑な現場に当たると手戻りが発生しやすい。
- アフターサービスの対応に不満
- 修理の連絡をしてもレスポンスが遅い、担当がコロコロ変わるので追いかけが大変、という声も。
口コミを見ていると、良い点と悪い点の両方が混在しており、どちらか一方に偏っているわけではありません。
つまり、アイ工務店は「運営体制や支店によって評価が変わりやすい」という特徴があり、これが「やばい」や「評判が悪い」と言われる原因の一つになっているようです。
アイ工務店ではどんなトラブルが多い?実際の体験談は?

悪い口コミで特に多かったトラブル内容としては、以下のようなものが報告されています。
- 施工ミスや不良による追加費用・工期遅延
- 地盤調査が甘くて後から補強費用を請求された、電気配線が間違っていて引き渡し直前で修繕になった、など。
- アフターサービスへの不満
- 住み始めて数ヶ月後に外壁の不具合を見つけたのに、連絡がスムーズに通じず、対応が遅かったという事例。
- 担当営業が途中で異動して連絡が途切れた
- これはアイ工務店だけに限らない話ですが、新興企業やフランチャイズ系ではよく聞くトラブルですね。
とはいえ、こうした話は大手でも零細でも起きる可能性はあるので、「頻度が多いかどうか」「後でしっかりリカバリーしてくれるか」が重要なポイントです。
アイ工務店の場合は、急成長しているぶん人材教育が追いついていない部分もあるようで、改善途中という印象を受けます。
インスタで見かける「やばい」と言われる理由
SNSや掲示板で「アイ工務店やばい」と書かれている背景には、支店によっての対応の違いが目立つようです。
支店によって施工業者が違ったり、営業担当のレベルに差があったりするため、良い支店・良い担当さんに当たれば非常に満足度が高い半面、運悪く雑な現場に当たったケースがSNSで話題になりやすいのです。
さらに、一部の比較サイトでは過剰に不安をあおるような書き方がされることもあります。
これはアイ工務店だけでなく、他のハウスメーカーや工務店でもよくあるパターンなので、SNSの情報は複数ソースを照らし合わせて判断したいところですね。
アイ工務店でやばいと言われるトラブルと回避策

アイ工務店は2010年創業と比較的新しいハウスメーカーでありながら、近年は一条工務店や桧家住宅などと並んで、ローコストからミドルクラスを中心にシェアを伸ばしつつあります。
成長が早い企業だからこそ起きるトラブル事例もあり、いくつか代表的なものを挙げていきます。
1. 顧客情報の流出事件【2022年】
2022年ごろに話題になったのが、一部支店で顧客情報の管理がずさんだったという報道です。
外部からのサイバー攻撃ではなく、スタッフの操作ミスや管理不足が原因で個人情報が流出してしまったとされます。
流出対象になった顧客情報は、名前や住所、連絡先などで、クレジットカード番号までは含まれていなかった模様ですが、それでも個人情報保護法などの面からは大きな問題となりました。
回避策:個人情報の取り扱いをどう確認する?
家づくりを依頼するうえで、住所や電話番号はもちろん、ローン審査に関するかなりセンシティブな情報をハウスメーカーに提供することになります。
そのため、契約前の段階で「個人情報保護方針の説明」をきちんと受けることが大切です。
プライバシーマークやISO認証などを取得しているかどうかや、営業担当がどんな管理体制を説明してくれるかも確認しておきましょう。
2. 施工ミスや施工不良【実例あり】

ここからは実際に起こった施行ミスやトラブルについて詳しくお伝えしていきます。
事例1:基礎工事の不備による地盤沈下
ある地域で実際に報告されたトラブルとしては、基礎工事の際に地盤調査が十分でなかったらしく、建築後に地盤沈下が発生したというケースがあります。
家が傾くほどの沈下ではなかったようですが、床がきしんだり、扉の開閉がうまくいかなくなるなどの影響が出てしまったとのこと。
施主の方は追加で地盤補強工事を依頼しなければならず、その分の費用は誰が負担するのかでトラブルになったそうです。
事例2:配線ミスによる電気トラブル
もう一つは、電気系統の配線ミスによってエアコンのブレーカーが頻繁に落ちるようになった事例。
引き渡し後すぐに発覚したため、工事業者が手直しに来たものの、壁紙を一部剥がす必要があるなど、二次的なダメージが生じました。
施主は「この程度のトラブルはどのメーカーでもあり得るのかもしれないが、引き渡し前にしっかり点検してほしかった」と話していたそうです。
回避策:第三者機関のチェックを活用
施工ミスや不良を防ぐには、第三者機関による検査やインスペクションを活用するのが非常に有効です。
アイ工務店に限らず、他社でも地盤調査や建築途中の配筋検査を入念に行わなかったり、フランチャイズ先の下請け業者に丸投げしてしまったりすると、ミスが発覚しづらいことがあります。
いまやホームインスペクターや住宅診断士を個人で雇うことも一般的になってきたので、建築中に外部検査を依頼して不備がないか確認する方法も検討するといいでしょう。
また、契約時点で「施工中は何度か現場を見に来てもいいですか?」と伝えておくと、業者側も丁寧な仕事を心がける傾向が高まります。
3. アフターサービスへの不満
次にアイ工務店へのアフターサービスへの不満について詳しくお伝えします。
「修理対応が遅い」という口コミの真相
アイ工務店の公式サイトを見ると、引き渡し後も定期点検や保証が充実していると書かれています。
これは、地域ごとにスタッフ数や営業所のネットワークが違うことが要因だと考えられます。
たとえば、地域によっては近隣にサービス拠点が少なく、対応エリアが広大で担当が足りていない場合もあるのです。
また、トラブルの連絡窓口が統一されておらず、営業所へ直接電話をしてもそこから本部に照会が行われる、といった間接的な連絡フローになるケースも。
結果的に、修理業者の手配に時間がかかり、「なかなか連絡がつかない」「遅い」と感じることがあるわけですね。
保証内容をしっかり確認しよう
アフターサービスに関しては、「10年間の基本保証 + 必要に応じた延長保証」という枠組みが一般的ですが、アイ工務店の場合は最初の20年が初期保証になっています。
これは大手ハウスメーカーにも見劣りしない比較的安心な設定です。
とはいえ、すべてが無償対応になるわけではなく、施工の不備が認められない場合や、設備の経年劣化などは有償修理になることも。
アイ工務店の「坪単価」と標準仕様はやばい?どうなってるの?

家づくりを考えるとき、多くの方が最初に気になるのが「費用面」ですよね。
とくに「ローコスト住宅」というイメージが先行すると、逆に「標準仕様は大丈夫なの?」と不安に思う方も少なくありません。
そこでまず、アイ工務店の坪単価と、標準仕様に含まれる設備のポイントを見ていきましょう。
【坪単価】68万円~90万円は高い?安い?
ネット上では「アイ工務店は坪単価が70万円前後」と言われることが多いですが、実際には68万円~90万円程度が一般的な目安とされています。
もちろん、オプションや地域差、建物の形状などで大きく変動するため、一概に「安い・高い」と断定するのは難しいところ。
一条工務店は高断熱高気密のトップクラス性能で知られており、その分坪単価は目安として80万~100万円ほど。
基本性能が充実しているため、初期オプション費用を抑えられるというメリットはあるものの、総額はどうしても高めです。
これと比べると、アイ工務店の方が坪単価は抑えられている傾向にあり、「価格を重視しながらも、そこそこの断熱・気密性能を持たせたい」という方に向いていると言えます。
桧家住宅は「Z空調」をはじめとした全館空調システムに強みがあり、こちらもローコスト寄りといわれつつ、オプション次第で坪単価は60万円台から90万円台まで幅広いイメージです。
特に空調にこだわると、どうしてもコストがかさんでしまいます。
対してアイ工務店は、空調設備を選ぶ際も標準ラインのエアコン導入をベースにしやすいため、よほどハイグレードな仕様を望まない限り、坪単価70万台前後に収まる人が多いようですね。
以上のように、「他社と比べてめちゃくちゃ安い!」というわけではないものの、機能面と価格面のバランスが取れた中堅コスト帯と考えるのが現実的でしょう。
もちろん総費用は土地代や外構費用、付帯工事費なども含めて試算する必要があるため、あくまで目安に留めておいてください。
参考:アイ工務店の坪単価は約68万円〜92万円!費用実例や坪単価を抑えるコツもご紹介!
標準仕様に含まれる設備は?

「坪単価が安いメーカー=標準仕様が貧弱」というイメージを抱く方もいるかもしれませんが、アイ工務店の場合は、価格帯のわりに標準の装備内容が充実していると評判です。
たとえば、Low-eトリプルガラス(あるいは樹脂サッシ)を採用しているため、断熱性能や結露対策には一定の安心感があるという声も多いです。
具体的には以下のような設備・仕様が標準または比較的低コストで導入可能とされています(2025年時点の情報ですので、最新情報は必ず確認してください)。
断熱材:現場吹き付けウレタン or W断熱構造
地域やプランによって若干異なりますが、壁・天井ともに高めのグレードで施工されることが多いです。
サッシ:トリプルガラス or ペアガラスの樹脂サッシ
支店や商品シリーズによる違いはあるものの、基本的に高断熱サッシが標準。
ペアガラスからトリプルへの変更が比較的安価でできるケースも。
換気システム:第一種換気 or 第三種換気
大手と同等の24時間換気システムを標準採用し、結露やカビ対策に配慮。
キッチン・バス・洗面台:LIXILやTOTOなどのブランドから選択可能
グレードアップしたい人は追加費用がかかりますが、標準でもそこそこ満足できる内容が多いです。
こういった標準仕様は、パナソニックホームズやセキスイハイムといった大手メーカーと比べればグレードが落ちる部分もあるものの、同価格帯の他社よりも見劣りしないレベルとの評価が目立ちます。
参考:アイ工務店の標準仕様2024年!N-eesの仕様とオプションも紹介!
断熱性能とC値【0.5以下が目安】
アイ工務店では、建築中に全邸気密測定を行うと公表している支店もあります。
C値とは住宅の「隙間相当面積」を示す指標であり、一般的に0.5以下だと高気密住宅とされます。
気密測定をしっかり行うと施工精度のばらつきが可視化されるため、業者側も手抜きをしにくいのがメリット。
ただし、全支店が同じ取り組みをしているわけではないという情報もあるので、契約前に「気密測定は実施しますか?」と確認しておきましょう。
デザインの自由度【1mm単位の設計が可能】
アイ工務店が打ち出している特徴の一つに、1mm単位での間取り調整が可能という点があります。
他社でも「コンセプトとしては自由設計を掲げている」ところは多いですが、実際に細かいモジュールに対応しようとするとコストがかさんだり、現場担当が嫌がったりすることも少なくありません。
もちろん支店や担当者次第で対応力に差はあるものの、「標準プランの型にはまらず、オリジナリティを出したい」という方には大きなメリットになりえます。
アイ工務店のメリット・デメリットを比較

ここまで「やばい」「トラブルもある」という話と同時に、「それでも価格や標準仕様はなかなか魅力的」という点をお伝えしてきました。
では、改めてアイ工務店を選ぶメリットとデメリットを比較してみましょう。
メリット
まずはアイ工務店を選ぶ際のメリットについてお伝えしていきます。
1. コスパが良い
前述の通り、坪単価70万円前後でありながら、一定以上の断熱性能と耐震性能を確保できるというのは、費用対効果を重視する層にとっては大きなアドバンテージ。
「とにかく安く建てたい」という人ならもっとローコストを売りにしている会社(タマホーム、レオハウスなど)もありますが、住まいの性能やデザイン性をある程度確保するなら、アイ工務店くらいの中価格帯がちょうどよいと感じる人も多いはずです。
2. 間取りの自由度が高い
スキップフロアやハーフ吹き抜け、小屋裏収納など、縦方向の空間活用にも強い印象があります。
一般的な工務店だと「スキップフロアはちょっと追加費用が…」となるケースも多いです。
3. 初期保証が20年と長め
大手ハウスメーカーでも初期保証10年+メンテナンスで延長というところが多いなか、アイ工務店の場合、最初から20年保証が標準というのは魅力的なポイントです。
もちろん、内容を細かく確認すると「自然災害は対象外」「部位によって補償範囲が異なる」といった注意事項も出てきますが、それでも安心感が高いのは確かでしょう。
デメリット

続いてアイ工務店でのデメリットについて詳しくお伝えしていきます。
1. 地域、支店によって「当たり外れ」がある
これは前述の「やばい」「トラブル多い」という評判の主因でもあります。
企業規模が大きく、急成長しているからこそ、地域・支店によって施工品質や担当者の対応にばらつきが生じやすいんですね。
大手の一条工務店やセキスイハイムでも支店間で多少の差はあるものの、アイ工務店ほど指摘されるケースは少ない印象です。
2. アフターサービスが不安
口コミでも繰り返し指摘される「修理対応が遅い」「担当が変わると話が通じない」といった不満は、どうしても弱点になりがちです。
もちろん、きちんと素早く対応してくれる支店もあるので一概には言えませんが、「その確率を少しでも下げたい」という人は、事前に営業所の評判や施工実績をチェックしておくことが大切です。
3. 追加費用で予算オーバーになる可能性
これはあらゆるハウスメーカー・工務店に共通するリスクとも言えますが、アイ工務店の場合も「ローコスト」を期待しすぎると、オプションや外構費、地盤改良費などで結局予算オーバーになることがあるようです。
標準仕様は充実しているといっても、こだわりたい人がオプションを積み重ねると、あっという間に大手並みの金額になるケースもあります。
参考:アイ工務店のデメリットは?住んでみて感じた悪い点も隠さずご紹介します!
【やばいとならないために】アイ工務店で後悔しやすい人の特徴!

ここまでは、アイ工務店の評判やトラブルの実例・メリットとデメリットなどを見てきました。
ただ、どんなに「コスパがいい」「保証が充実」と言われるハウスメーカーでも、相性の問題は必ずあります。
この章では、「こんな人はアイ工務店だと後悔しやすいかも?」という特徴を整理してみました。
該当しそうな方は、事前にそのリスクを十分考慮したうえで検討するのがおすすめです。
1. 安定性を最重視する人
- 大手ハウスメーカーの看板を重視するタイプ
たとえばセキスイハイムや積水ハウス、ダイワハウスなど、歴史やブランド力がある会社のほうがやはり施工管理やアフターサポートのマニュアルがしっかり整っているケースが多いです。
もちろんアイ工務店も成長著しい企業ですが、2010年創業と比較的若い会社ゆえに、「長い実績があって安心感重視」という方には物足りなく感じるかもしれません。
- 地域によってのばらつきが気になるタイプ
アイ工務店は対応地域が多いですが、そのぶん地域・支店ごとに大きな差が出やすいという声は絶えません。
安定性を一番に求める方は、たとえばパナソニックホームズなど工場で家が作られる方がどこにいっても均質な品質が期待できるという利点があります。
2. 大空間や大開口のデザインにこだわりがある人
- アイ工務店は基本「木造軸組工法」
木造で大開口・大空間を実現しようとすると、補強が必要でコストが跳ね上がりやすくなります。
たとえばヘーベルハウスやセキスイハイムなどの鉄骨系ハウスメーカーの場合、柱を少なくしても耐久性を確保できる構造が売りで、大空間リビングや大開口を作りやすい傾向があります。
- アイ工務店も吹き抜けやスキップフロアは得意
ただし、耐震面を考慮すると、あまりにも大きな吹き抜けやLDKを作ろうとすると追加の梁や柱、金具補強が必要になります。
なので、「20畳を超える天井高リビングを支柱なしで!」など極端な要望がある方は、木造より鉄骨に強みを持つハウスメーカーを検討したほうが良い場合もあるわけです。
3. 最新スマート設備が必須な人
- 「IoT設備をフル導入したい」という方
アイ工務店でも、ある程度のスマート設備(スマホ連動の照明やリモートロックなど)はオプションで導入可能とされていますが、標準ではそこまで充実していません。
- 「コストを気にせず最新設備を入れたい!」なら大手メーカーも選択肢
たとえばトヨタホームやミサワホームなど、スマートハウスのモデルプランがある会社を検討すると、家全体をトータルでIoT化できる利点があります。
もちろん費用は高めですが、使い勝手の良さやアフター面での統一感を重視する方には向いています。
アイ工務店で家を建てる前に知っておきたい5つのチェックポイント

アイ工務店は、トラブルのリスクはあるものの、値段と性能のバランスがいいと評判になることも多いのが事実。
ただし、どんなハウスメーカーでも、事前の準備や交渉次第で後悔のリスクを大きく下げることができます。
ここでは、そんな「家づくりの進め方」で大切な7つのポイントを紹介します。
1. 契約内容の細部まで確認しよう
- 見積もりの明細を必ず確認
建物本体価格だけでなく、付帯工事や外構、オプション費用などの合計を細かくチェックしましょう。
アイ工務店に限らず、契約後に「こんなオプションは別料金だったの?」という話が発覚してトラブルになる事例は珍しくありません。
- 契約前に「仕様書」「重要事項説明」を読む
営業さんが口頭で説明してくれた内容が、契約書類にきちんと反映されているか確認するのは、施主として必須の作業です。
2. 施工業者の実績を必ず調べる
- 「支店&下請け業者の評判」をチェック
たとえば、同じ県内で複数のアイ工務店支店があるなら「どの支店が評判いい?」とリアルな情報を集めるのも大切です。
- 口コミサイトやSNSで実際の施主の声を探る
「◯◯支店で建てたけど対応がひどかった」「△△支店はスタッフの対応が良かった」など、地域ごとの実例が意外と見つかります。
そのため、まずは口コミサイトやSNSで実際に家を建てた人がどんな印象を持っているかを確認してみてください。
3. こまめな現場確認が重要
- できれば週1回〜2週に1回程度、施工現場を訪問
「施主がよく顔を出す現場はミスが少ない」というのは、建築業界ではわりと有名な話。
作業員も「いつ見られるか分からない」という緊張感がある分、雑な対応をしにくくなります。
- 第三者機関によるインスペクションを検討
地盤調査や中間検査、気密測定などを施主側から依頼することで、事前に潜むミスを発見することができます。
費用はかかりますが、トラブル防止にはかなり効果的です。
4. モデルハウス見学で仕上がりを確認
- 実際に完成した家とモデルハウスでの違いを質問
モデルハウスは多くの場合オプションをふんだんに盛り込んでいるので、「ここは標準?オプション?」と必ず確認しましょう。
- アイ工務店独自のデザインテイストを体感
吹き抜けやスキップフロアの例を見られる展示場があるなら、ぜひ足を運んでみるとイメージが湧きやすいです。
5. 相見積もりで複数社を比較
- SUUMOカウンターやLIFULL HOME’Sを活用
家づくりの一括相談サービスを使うと、複数の工務店・ハウスメーカーからカタログを取り寄せたり、プラン提案を受けたりすることが簡単にできます。
そのため、他の特徴を含めて理解できるので、一度こちらは試してみるのがおすすめです。
- 同じような価格帯の会社と比べるとより客観的
たとえば、一条工務店(高性能住宅)やアキュラホーム(木造軸組のコスパ型)、桧家住宅(Z空調などの全館空調システムを推し)との比較をすると、アイ工務店のメリット・デメリットがよりはっきり見えてくるでしょう。
その他のチェックポイント
- 地盤保証や白アリ保証など、各種保証の内容
- アフターサービスの連絡先や、24時間受付の有無
- 工期スケジュールの見込みと、遅延したときの対応
これらも契約前に必ず確認しておくと安心感が違います。
結論:アイ工務店は「やばい」と言われるけど実は…

ここまで「やばい」「最悪」「トラブル」など、インパクトのあるキーワードを交えて説明してきましたが、実はネットやSNSで見かける悪評の多くが、その支店ごとの性質による一部の事例だったり、施主側の下調べ不足によるトラブルだったりします。
もちろん、「何もトラブルがないハウスメーカー」など存在しませんし、他社でも似たようなミスや不満は絶対にあります。
大切なのは、デメリットを把握したうえで対策を講じることです。
どんな人に向いているハウスメーカーなのか
- コストパフォーマンス重視の人
- 間取りを自由にしたい人
- こまめにコミュニケーションできる人
「性能も大事だけど、予算をできるだけ抑えたい」という人は、アイ工務店のミドルコスト路線は魅力が大きいでしょう。
標準仕様が充実しているので、オプションを最小限に抑えれば予算をコントロールしやすいです。
他には間取りを自由にしたい人もいいでしょう。
スキップフロアや吹き抜け、小屋裏など、縦空間のアレンジが得意で、1cm単位の設計にも対応してもらいやすいという強みがあります。
その上で正直なところ「当たり外れ」があっても、自分でこまめに進捗をチェックし、必要があれば担当者変更を願い出るなど、柔軟な対応ができる方なら問題を最小限に抑えやすいです。
事前にしっかり確認すれば後悔しにくい
正直なところ事前にしっかりと確認することでアイ工務店で家を建てようとしても後悔はしにくくなります。
例えば、気になる支店や下請け業者の評判を調べておくことも大切です。
口コミサイトや地元のコミュニティ、インスタやTwitterなど、今は多くの情報が得られます。
そのため、気になる場合には事前に評価をチェックしておくことも大切です。
最初の打ち合わせ時に、「この人ならいろいろ相談しやすい」というフィーリングが大事。
要望をしっかり受け止め、デメリットもきちんと説明してくれる営業さんなら信頼できるはずです。
アイ工務店のよくある質問【Q&A】
最後に、アイ工務店の検討中によく出てくる疑問点をQ&A形式でまとめました。
アイ工務店の保証期間は?
- 初期保証20年が標準
多くのハウスメーカーが10年保証をベースにしているのに対し、アイ工務店は最初から20年保証としているのが特徴。 - 延長保証は最長30年まで
他社では60年保証などを掲げているところもありますが、アイ工務店は30年が上限という情報が多いです。今後また変わる可能性があるので、最新の保証制度をチェックしてみてください。
どんな商品ラインナップがある?
- N-ees(ニーズ)シリーズ
最もスタンダードな商品で、W断熱など断熱性能を重視した仕様がベースになります。 - HILLUS(ヒルズ)シリーズ
上質な素材やデザイン性にこだわる方向けの高価格帯商品。内装や外観をさらにグレードアップできます。 - 平屋プランや二世帯住宅プラン
アイ工務店では、平屋住宅やスキップフロアなど特殊なプランにも柔軟に対応していると公表。詳細は営業担当としっかり詰めてみましょう。
実際の建築費用の総額は?
- 一般的には「30坪で2,000万~2,500万円台」
あくまで本体価格の目安であり、オプションや土地条件(地盤改良など)によって大きく増減します。 - 付帯工事や外構費用で+数百万円
たとえばカーポートやウッドデッキ、高低差のある土地の造成などを考慮すると、最終的には坪単価80万円〜90万円になることも珍しくありません。
トラブルがあったときはどう対応する?
- まずは担当営業に連絡
担当営業が交代している場合は、新たに配属された担当や支店の連絡窓口などを確認しましょう。 - アフターサービスの窓口へ問い合わせ
アイ工務店公式サイトにアフターサポート専用の番号が掲載されています。そちらを利用すると早いケースもあるでしょう。 - 問題が解決しない場合は第三者機関を利用
住宅紛争処理支援センターなど、消費生活センター的な機関に相談する方法もあります。ただ、まずは誠意ある話し合いを優先してみてください。
まとめ|アイ工務店は検討する価値あり?最終判断のポイント

結論:アイ工務店は「やばい」どころか、うまく使いこなせば満足度が高いハウスメーカー
悪い評判の背後には、早期成長企業にありがちな仕組みの粗さも見え隠れしますが、きちんとコミュニケーションを取れる良い担当者に当たれば、満足度の高いマイホームづくりが期待できるでしょう。
そのため、一概にやばいと聞いて諦めるのではなくて、その理由までしっかりと理解しておくことが大切です。
その上でアイ工務店で家を建てたいと思ったのであれば、ぜひ紹介制度などを活用して少しでもいい営業担当者がつくようにすることもおすすめです。
もし紹介者が周りにいないようであれば、僕から紹介も可能なのでぜひ以下から概要をチェックしてみてください。
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