「アイ工務店の標準仕様ってどんな内容なのかな?N-eesの仕様とオプションが知りたい」
アイ工務店で家をお願いしようと思った時に、標準仕様が気になる人も多いでしょう。
標準仕様次第で、アイ工務店でお願いするかどうかも変わってくるはずです。
そして実際に僕はアイ工務店で2024年に家を建てて、今は快適な家に住むことができています。
そんな実際に僕が話を聞いたり、家を建てた中で知った標準仕様について詳しくお伝えします。
標準仕様はオプションで変更もできるので、自分仕様にカスタマイズもおすすめです!
アイ工務店の標準仕様2024年版!N-eesの仕様は?
では、アイ工務店の標準仕様はどのようなものなのでしょうか。
そもそもアイ工務店は2024年に販売する住宅のモデルチェンジが行われていました。
今まではEESというシリーズでしたが、2024年に入ってからモデルチェンジとしてN-EESという仕様に変わったんですね。
「W断熱」や「高性能トリプルガラスサッシ」などを採用。UA値0.4以下という高水準な断熱性能を備えています。また、勾配屋根にデザイン性の高い「AIスレンダーエッジ(オリジナル鋼製破風)」を用いるとともに、新しい生活様式に合わせて「オリジナル仕様のペニンシュラキッチン」を採用。
引用元:アイ工務店
変更点としては、気密性が高まり家の中が快適になることでした。
そのため、以前と比べて性能が上がったということになります。
ただ、その分ある程度の価格アップがあり木材などの高騰部分もあり中堅メーカーとしては少々高い金額のハウスメーカーと呼ばれるようになったんですね。
もちろん価格が上がったとしても、性能が上がったので電気代の節約ができたりと利点ももちろんあります。
何より家の中で快適に過ごせるのは、住宅を建てる上で何より重視する点ですよね。
その上で、ここからはニーズの標準仕様について詳しくお伝えしますね。
名称 | 標準仕様 |
---|---|
構造・工法 | 木造軸組+金物併用工法と剛床構造 |
基礎 | ベタ基礎 |
外壁 | ニチハ「フュージェ・プレミアム」 |
断熱材 | 吹付発泡ウレタン断熱 |
屋根 | 陶器瓦 鶴弥「スマート」 |
窓 | YKK「樹脂サッシ+トリプルガラス(アルゴンガス)」 リクシル「樹脂サッシ+トリプルガラス(アルゴンガス)」 |
キッチン | リクシル「ノクト」 クリナップ「ステディア」 タカラスタンダード「オフェリア」 |
ユニットバス | リクシル「リデア」 TOTO「サザナ」 タカラスタンダード「リラクシア」 |
洗面台 | リクシル「MV」 タカラスタンダード「エリシオ」 |
トイレ | リクシル「ベーシアシャワートイレ」 TOTO「ZJ2」 |
換気システム | 熱交換型24時間セントラル換気システム (PM2.5対応 微小粒子用フィルターを標準装備) |
保証 | 20年保証(構造・防水・防蟻) |
定期メンテナンス | 3ヶ月・1年・2年・5年・10年・20年 |
キッチンの標準仕様
まずキッチンの標準仕様については、以下の3種類のメーカーから選ぶことが可能です。
どのキッチンでも各メーカーの中盤のラインナップとなり、以下のものが選択できます。
メーカー | 名称 |
---|---|
リクシル | ノクト |
クリナップ | ステディア |
タカラスタンダート | オフェリア |
リクシルのリシェルを知っている人も多いかもしれませんが、これはオプションでアップグレードするしかありません。
また、各キッチンもインスタ等でよく見かけるオシャレな使用にする場合には、オプション料金がかかってしまいます。
例えば、クリナップのステディアで黒の天板にする場合には、オプション費用として30万近くが別料金となります。
他にも食洗機を導入したり、コンロをいいものにしても料金が上がってしまうので、正直なところ標準仕様だと最低限の装備となります。
もちろん標準でも満足いくキッチンはできます。
ただやはりこだわりを入れたいとなると、標準では難しくオプションを考える必要が出てきます。
ちなみにアイ工務店では各支店によって違いますが、キッチンのキャンペーンを開いている場合があります。
もしキャンペーン中に申し込むことができれば、食洗機が無料だったり無料で何かオプションをつけてくれる場合もあるんですね。
トイレの標準仕様
次にトイレの標準使用についてですが、トイレは2メーカーから選ぶことができます。
TOTOとリクシルから選ぶことができますが、どちらも標準はタンク有りの普通のトイレとなります。
メーカー | 名称 |
---|---|
LIXIL | ベーシアシャワートイレ(フチレス) |
TOTO | ZJ |
今流行りなのはタンクレストイレなので、そちらを選ぶ人も多いと思いますが、こちらはオプションとなるので別途費用が必要です。
基本的にトイレは課金したくない人は標準品でも問題ないですが、オプション採用するとリモコン等もスタイリッシュにすることができます。
我が家はTOTOですが、オプションで白のリモコンをシルバーにしました。
ちょっとした部分ですが、白よりもシルバーの方がマッチしているのかなと思ったので。
お風呂の標準仕様
アイ工務店のお風呂の標準仕様は、以下のメーカーから選択可能となります。
メーカー | 名称 |
---|---|
TOTO | サザナ |
タカラスタンダード | リラクシア |
リクシル | リデア |
どのお風呂も特徴があるので、各展示場でデザインと機能をみるのがおすすめです。
そしてうちはタカラスタンダードを導入しましたが、最終的にTOTOと迷っていました。
結局のところ、どちらのメーカーも得意な点はあるので自分が合っていると感じる方を選ぶのがおすすめです。
TOTOはほっからり床が代名詞ですが、その他にも浴室の形など色々と特徴はあります。
個人的にはシンプルなお風呂にして、今流行りのマグネットをつける形にするのであれば、タカラスタンダード一択だと思ってます。
ホーロー素材なのでどこにもマグネットはつきますし、ホーローは傷もつきにくくマグネットでガンガンやっても傷1つつきません。
そのため、あらゆるものをマグネット仕様にしても問題ないので、お風呂をスッキリ見せられるはずです。
オプション費用もかかりにくいので、迷ったらタカラが個人的におすすめです。
外壁の標準仕様
外壁の標準仕様はニチハのサイディング材です。
ポイントとしてはFu-geプレミアムは30年間保証があることです。
基本的に外壁は10年ぐらいで汚れなどが目立つようになり、20年ぐらいで外壁工事を入れる方がほとんどでしょう。
ですが、ニチハのfu-geは30年持つように設計されているので他のサイディング材よりも長持ちします。
ちなみに外壁はオプションで別のものを入れることも可能です。
最近ではイルミオやメモリアなどのカッコいいサイディング材もあるので、こちらを導入する人も増えています。
また、吹付塗装もオプションですができるのでもし予算に余裕があれば検討してみてください。
屋根の標準仕様
屋根については、以下の通りです。
- 三州陶器瓦「CREAM Fシリーズ」
- 鶴弥「スーパートライ110 スマート」
- 日鉄鋼板「ニクスカラーSGL」
標準で瓦が選べるのは、アイ工務店の屋根材の特徴と言えるでしょう。
瓦は耐久性が高く、物によっては50年以上持つとされているので家においては瓦が選べるのであれば瓦一択だと思っています。
もちろん家の形などによっては別の選択肢もありますが、標準で瓦が選べるメリットを享受するなら瓦がおすすめです。
ただし、瓦を乗せるとなるとその後の太陽光を載せる際に少しだけ料金が高くなります。
そのため太陽光を大量に載せたかったり、家の形が瓦に合わないようであれば別の屋根材を検討してみてください。
玄関ドアの標準仕様
玄関ドアはYKKとリクシルから選ぶことができます。
どちらも大量のデザインから選ぶことができるので、好きなものがあればそちらから選んでみてください。
ただし、玄関ドアは窓と一緒のメーカーを選ぶ必要があります。
例えば、玄関をYKKで窓をリクシルなどにする場合は、別途料金がかかるか断れる可能性もあります。
僕の場合も窓がリクシルなので、玄関はYKKにすることができなく玄関もリクシルとなりました。
ちなみにスマートキーなども両方対応していますが、こちらはオプションとなります。
ただスマートーキーを選ぶ方も最近増えているので、アイ工務店の支店によってはキャンペーンで無料でつけてくれる場合もあります。
もし気になる場合は、近くのアイ工務店の支店の確認もできるのでお問合せから僕までご連絡ください。(無料です)
床板の標準仕様
床材は以下から選ぶことができます。
- DAIKEN「トリニティ」
- 永大「銘樹・ロイヤルセレクション」
基本的に標準で選ぶことができるのは、フローリングのみです。
合板の上に木のシートを貼ったものなので、傷が付いたら合板が見えてしまうなどもありますが、基本的にそこまで傷つける人は少ないでしょう。
一般的な賃貸のものよりも質がいいので、長く使うことができるのも特徴です。
ただ個人的には突板や挽板などの本物の木が好きです笑
さらに木目が嫌な方は、今はコンカーボというものもあります。
木目レスで一気におしゃれな空間に仕上がり、しかもこれらはフローリングなので通常のタイルよりも安く済みます。
実際に木目レスな住宅にしたい方は検討してみてください。(オプションとなります)
断熱材の標準仕様
断熱材については、吹付断熱が基本となります。
そもそも断熱材はグラスウールなどを貼り付ける方法や、直接もこもこの泡を吹き付ける方法などがありアイ工務店は後者となります。
ちなみに断熱材によって大きな性能差があるわけではなく、断熱材だけで良さは判断できません。
人によっては吹付断熱は微妙、水に濡れたり発火するみたいな話もありますが、個人的には吹付断熱嫌いな人の話だと思ってます笑
もちろん僕も各ハウスメーカーを回って断熱材の話を聞いてきた上で、吹付断熱でも問題ないと思いました。
なので性能的にも一切問題ないのでここは安心して大丈夫かなと。
窓の標準仕様
窓の標準仕様については、トリプルガラスが標準で採用でき以下のメーカーから選ぶことができます。
- YKK「樹脂サッシ+トリプルガラス(アルゴンガス)」
- リクシル「樹脂サッシ+トリプルガラス(アルゴンガス)」
「高性能断熱サッシ」+「Low-Eトリプル」(アルゴンガス入り)なので断熱性能は非常に高いです。
ただ樹脂サッシは結構大きいため、家の中で窓の存在感があります。
他にもかなり重いので、大工さんの話ではおばあさん一人の際に窓を開けられなかったと言っていました。
個人的には見た目も考えて、窓はアルミ複合樹脂サッシにしました。
ちなみにスウェーデンハウスは木製サッシとなり最強の断熱性能を誇りますが、普通に高いので一般的なメーカーでは見ないです。
天井高の標準仕様
天井高は2.4mとなりますが、吹き抜けなどを作ってさらに高い天井にすることも可能です。
ちなみにうちは天井高が2252mmしかありません。
あえて天井高を下げている理由があるのですが、別の記事でこちらは詳しくお伝えします。
クロスの標準仕様
クロスの標準については、リリカラとサンゲツから選ぶことができます。
ぶっちゃけクロスって種類が本当に豊富です。
カタログを見ても多分1日で見られないんじゃないかなぐらいの量があるので、本当に悩む部分でしょう。
標準品を使いつつも、オプションとしてクロスは色々見てみるのがおすすめです。
ちなみに今はオプションになりますが、高耐久だったり匂いを消臭したりペットの引っ掻き傷に強いものまであります。
そのため、色々とクロスは見てみるのもいいですね。
基礎の標準仕様
アイ工務店の基礎はベタ基礎となります。
一般的な基礎よりも耐震に強くここが標準だと、家を建てる際にも安心できるポイントと言えるでしょう。
そもそもべた基礎は、地盤を押さえるように分厚いコンクリートを建物の下全体に入れます。
結果的に基礎の立ち上がり部分と鉄筋で緊結するため、地面からの湿気を防ぎやすいです。
地面からの湿気を床下空間に上げないため、床下の木材が腐食することを防ぐ効果もあるんですね。
ただし、地盤改良は有料となりますが、他のハウスメーカーよりも安かったです。(支店によってはキャンペーンで無料の場合もあるみたい)
巾木、見切り材の標準仕様
こちらも建具や床板のメーカーと一緒のものとなります。
そのため、基本的にはメーカーで揃える必要がありますが、オプション費用等でかっこいい見切り材にすることも可能です。
例えば、最近流行りのT型見切りを入れることもできるでしょう。
実際にT型見切りを使うことで、見切りの幅が薄くなり空間で見切り材が邪魔をしない効果がでます。
オプション費用も12,000円ほどなので悩んだら採用するのがおすすめです。
アイ工務店のN-eesとは?どんな特徴がある?
では、今現在のアイ工務店の商品のN-eesはどんな家なのでしょうか。
基本的に今アイ工務店で家作るをするなら、こちらのN-eesになりますが、どんな部分が他のメーカーと違うのか気になるかもしれません。
そんなN-eesの特徴、利点やデメリットについてもお伝えしますね。
気密性の向上で性能面が上がってる
まず一番は気密性の向上です。
これはC値と呼ばれるもので、家の中でどれだけ隙間が開いてるかを表す値となります。
このC値が低ければ低いほど、隙間が少なくなり1台のエアコンで家の中が温めたり冷やすことができるようになります。
ちなみに各ハウスメーカーが出しているC値は以下の通りです。
ハウスメーカー | C値 |
---|---|
一条工務店 | 0.59 |
積水ハウス | 記載なし |
セキスイハイム | 0.46以下 |
桧家住宅 | 記載なし |
ヤマダホームズ | 0.47 |
アイフルホーム | 0.61 |
住友林業 | 0.4 |
アイ工務店 | 0.4以下 |
基本的に1を下回れば、快適な家ですがその中でもアイ工務店のN-eesは0.4以下となっているんですね。
ちなみに我が家もC値は0.36の数字なので友人の一条工務店よりもいい数字となりました。(もちろん気密性の比較だけ)
なので今の住宅で気密性が高い家を求めるのであれば、アイ工務店はかなりおすすめです。
以前よりも自由度が減り制約が出てきてる
個人的にはN-eesになったことで気密性が上がりいいことはありますが、その分自由度が減ったのがデメリットだと感じます。
アイ工務店側では気密性が低いことが必須になったので、ある程度制約が生まれています。
例えば、今まで使えてた外壁材や軒天材が使えなくなったりしているんですね。
実際に僕も入れたかったものがありましたが、N-eesになったからできないとなり諦めた点が何個もありました。
快適な家にはなりましたが、本当に自由を求めることはできなくなったのでその点は正直どうなんだろうという点です。
完璧な自由度を求めるのであればアキュラホームのような完全自由設計で、ある程度の自由があって快適な家を求めるのであればアイ工務店がいいのかもしれません。
もちろんアイ工務店で建てて後悔はしておらず、制約の中でもいいものを見つけて良い家ができたと思っています。
まとめ
ここまで、アイ工務店の標準仕様について詳しくお伝えしてきました。
実際のところ標準仕様が充実している点はありますが、少しでも他とは違うようなことをすると一気にオプションで金額が上がります。
なので標準品で満足できるか、オプションはどこを変えたいかを最初に明確にするのがいいでしょう。
また、アイ工務店では紹介制度を使うのがおすすめです。
営業担当者は正直どんな人がつくかは分からず、展示場に直接行ってしまうと値引きなどもされないまま契約になる可能性もあるでしょう。
その場合は、アイ工務店で実際に家を建てた人からの紹介であれば、値引きや優秀な担当者を紹介してもらえます。
もちろん僕が紹介してもし合わない営業担当であれば、僕までご連絡ください。
アイ工務店側にちゃんと僕からもお伝えするようにしますので。
もし優秀な担当者、値引き、オプションなどが欲しい場合は紹介制度もあるのでぜひ活用してみてください。
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