タカコさん:「こんにちわぁ!!」って出来るんですよ(笑)
吉田さん:そう、そういうお客さんとコミュニケーション図れる窓とか、ポイントは他にもいくつかありました。
このテーブルも、コーリアンいう「人造大理石」で、その材料だけ買ってきて造りました。
あと床は「フィオリート」という種類の優しい感じの大理石です。
奥の床はフローリングですけれど、あとは基本的に全部「真っ白」で仕上げました。
「手造り感」も出したいという要望もありました。
それからタカコさんは、色々なお店のコーディネートとかプロデュース、コンサルタントもされてるので、今後のクライアントさんへのショールームとか実験店舗にもしたいという希望がありました。
という事もあり、キッチンのシンクも、実験室で使う様なモノ、製品名では「病院用流し」を使っています。
普通の住宅ではあまり使われないのですけれど、コスト的にもリーズナブルです。
それをまた北村住建さんに無理を言って天板の中にくり抜いて入れてもらって、全部オリジナルで造りました。
全体にある種ラフに造ってあるんです。
既製品にはない「手造り感」を出して、そういう所もヒーリングの一つかなぁというような…。
間仕切り用に「アイアン細工の扉」もあります。
2枚づつ使って小さいブースをつくったり、4枚全部を並べてエステをする個室空間にしたり、扉を取り払えば全体で広い1室で使えるようにもしました。
広く見せるために鏡を使用しています。
シャンデリアとかも写り込むように、店内を広く見せるように鏡を張っています。
色々欲張りなのをタカコさんと私で考えて北村住建さんが形にしてくれました。
北村:それは楽しいですよね。
紙ベースの図面から立体的な空間に変えていくわけだから。